オススメ映画④:オーケストラ!

その名の通りオーケストラの映画です。
歴史的な背景から干されてしまって今は引退しているおじいちゃん演奏者がもう一度集まってコンサートの成功を目指します。
筆者はこれを機にロシア音楽にハマりました。
あらすじ
かつての天才指揮者アンドレイは歴史的な背景から首になり、現在はコンサートホールの清掃員として働いていた。
そこで発見したパリからの楽団の招待状、アンドレイはかつての仲間を集めて偽のボリショイ交響楽団を結成して再起を目指す。
かつての名手が集結した偽オーケストラ楽団に加えて、アンドレイが指名したバイオリンのソリストは若手新進気鋭の美女フランス人だった。はたしてこの偽オーケストラはパリでのコンサートを成功させることができるのか。
感想
オーケストラの良さを再認識させてくれる名作です。
老人メンバーが再集結するという、映画っぽいキャッチーなテーマがありますがそれに加えて若手のバイオリニストが加わり、おじいいちゃん楽団員にやる気を取り戻させる、というのも分かりやすくて良いです。
また扱っている曲がヴァイオリン協奏曲、というのがさらにオーケストラを聴き慣れていない方にも分かりやすくいいですね。
ヴァイオリンとオーケストラが競い合うように曲が盛り上がっていき、ラストスパートには感動のコンサートになります。
分かりやすいハッピーエンドですし、コメディ要素も多く、演奏シーン以外も観やすい良作となっています。クラシックを聴き慣れていない人にも盛り上がりがわかりやすくリズミカルな曲ですので、心配は無用です。
他にもこんなオススメ映画
オーケストラ系の映画を他にも観てみたいという方には、
「奇跡のシンフォニー」「マエストロ!」もおすすめです。
オススメ映画⑤:蜜蜂と遠雷

ピアノコンクールに着目した映画。4人の若手ピアニストの努力や葛藤を描いた物語です。
原作(小説):恩田陸 で直木賞・本屋大賞を受賞という、原作も大人気作です。
あらすじ
芳ヶ江国際ピアノコンクールに参加する4名のピアニストを描く物語。ジュリアード音楽院在学中の大本命マサル、消えた天才少女 栄伝亜夜、社会人ピアニストの明石、フランスからの謎の天才少年 風間塵を中心にコンクールの始まりから終わりまでを描く。
感想
普段の努力を描いて、ラストシーンでコンクール、ではなく全編を通じてコンクールの初めから終わりまでの2週間を描く。
気軽に観られるノリの良い音楽映画ではありませんが、クラシカルなピアノコンクールの緊張感がすごく伝わってきて、いい緊張感の映画です。感動できるピアノのソロ演奏にだけでなく、終盤ではオーケストラとの共演「ピアノ協奏曲」の 描写も多いことから、この映画を通じてプロコフィエフなどのピアノ協奏曲に興味を持つこと必至です。
メインとなる4名のキャラも立っていますが、あくまでもリアルな人物描写で直木賞を受賞した文学としての魅力も十分に感じることができます。
他にもこんなオススメ映画
すみません、似た映画は思い当たりません。
その代わり、この映画が気に入った方は是非、原作小説を読んでみてください。文字だけで、ここまで惹きつけられる音楽のストーリーがあるのかと驚きます。
終わりに
音楽映画というのはいつの時代も名作がありますよね。
筆者も音楽好きなので、今後新しい音楽映画が出てきたらチェックしていきたいと思っています。
この記事が参考になったという方は、是非他の記事も見ていってください。それでは!