【俳優は声が命】良い声を持った女優 オススメ映画も

邦画

今回の記事は、「声」に注目して筆者の独断と偏見でお勧め女優とその声が存分に味わえる映画をご紹介します。

映画における「音」の重要性

当たり前ですが、映画は音と映像で出来ています。

では音と映像をそれぞれ要素ごとに分解してみましょう。

【映像の要素】人・背景・光・雨

【音の要素】セリフ・効果音・自然の音・BGM・歌

俳優の声とは音の中でも、セリフ・歌など複数の要素に関係するものだということが分かります。

重要なシーンであれば、そのセリフ一つ一つがあたえる印象も大きくなります。生まれ持った声というのはビジュアルと同じように重要なものなのです。

声がいい俳優に巡り来る名シーン

「声がいい」というのは各々が感じる感想で絶対的なものではありませんが、一般には「発音が聞き取りやすい」「ハスキーである」「独特である」といったことで感じる人が多いようです。

では声が良いと言われている俳優に関して、どのようなことが起こるか。考えてみるとあたりまえですが、映画・ドラマなどに出演する俳優にとっていいことづくめだということに気づきます。

いいシーンがより印象的になる

皆様の好きな映画・好きなシーン、思い浮かべてみてください。

おそらくセリフが再生されて再現されたと思います。やはり印象的なシーンというのは印象的な声とともに記憶されているものですよね。

逆にいってしまうと、何気ないシーンでも印象的なシーンにしてしまうほどの力があるとも言えると思います。何気ないシーンを印象的にしていまう俳優って、無敵だと思いません?

歌のシーンを演じることができる

声がいい俳優は歌うシーンを演じることが出来ます。福山雅治のガリレオのように主題歌も自分で歌うということも出来ますね。

個人的に歌のレベルは歌唱力と声の質で決まると思っていますが、素朴な歌を歌う分には圧倒的な歌唱力というのは不要な気がしています。後述する映画「さよならくちびる」では門脇麦・小松菜奈が歌うシーンがあります。二人ともプロ顔負けの歌唱力を持っているわけではないと思いますが、持ち味の個性的な声を生かしたシーンになっています。声の質、というのはそれだけで歌シーンに関して強力な武器になるということでしょう。

声がいい女優 紹介

ここからは独断と偏見で筆者が思う「声がいい女優」を紹介していきます。

広瀬すず

(C)2020「ラストレター」製作委員会

言わずと知れた人気女優。一声聞けば彼女の声だとわかる声をしていますがクセのある声というわけではなく、高音だが若干ハスキーという唯一無二の特徴があります。

物語に独特の存在感を与える瑞々しい声です。

オススメ映画(広瀬すず)

【海街diary】ほのぼのした映画で、両親を失った中学生の広瀬すずが鎌倉の従姉妹のところに居候する話。有名な映画なので既に観ている方も多いと思います。声に芯があるので「年下だけどしっかりした子」という役どころと非常にマッチしています。

【ラストレター】従姉妹役の森七菜とのシーンが多いのですが、おそらくセリフがきっちり決まっていないような雑談シーンなど、すごく自然に表現されています。全編を通してシリアスな雰囲気の無いストーリーですがこの二人のシーンは特に自然体で見られるものになっています。主演の福山雅治とのラストシーンも素敵、母親の高校生時代シーンでの神木隆之介との共演シーンも声が印象的、と無敵の活躍を見せています。ファン必見の映画といえるでしょう。

小松菜奈

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

ハスキーのお手本のような声の持ち主。可愛らしい声、という印象よりはかっこいい女性的な声、という印象を持つ方が多いでしょう。

ビジュアルもモデルっぽいため、配役としても「サバサバした性格のヒロイン」を演じることが多いような気がします。

オススメ映画(小松菜奈)

【恋は雨上がりのように】

感情表現が苦手な高校生ヒロイン橘あきら役。

バイト先の店長(かなり年上)の大泉洋のことが好きで不器用ながらもアタックする姿勢がコミカルで面白い。きつい性格の役なので声と非常にマッチしている。

【さよならくちびる】

門脇麦とともにダブル主演。アコギで歌うデュオ「ハルレオ」を結成している二人が解散を意識するところから始まる物語。

主題歌・劇中歌など二人が歌うアコースティックな曲が3曲ほどあり、秦基博・あいみょんが作詞作曲しており音楽映画としても傑作。主演二人が歌う曲は素朴ながらいい声で収録されており、多才さを感じさせる。

森七菜

(C)2020「青くて痛くて脆い」製作委員会

2019年ぐらいからグイグイきている若手女優。

幼い顔立ちですが落ち着いた声をしています。声だけでなく演技そのものが自然で、いい意味で物語に色を与えない印象です。

筆者は岩井俊二(映画監督・脚本家)のファンで「ラストレター」で広瀬すずと共演していたのを見てすぐに好きな俳優だとビビッときました。実はアニメ映画「天気の子」のヒロイン天野陽菜の声の出演も担当しており、声優としての実力も示しています。

歌手としても活動しているようで、お勧め映画にあげているラストレターではエンディング主題歌「カエルノウタ」を担当しています。

オススメ映画(森七菜)

【青くて痛くて脆い】

杉咲花・吉沢亮主演の映画。不登校の女生徒役での出演。主演ほどでは無いですが重要なシーンもあり印象に残ります。

不登校ということもあり無気力な喋り方をしたりしますが、こういうのも自然にできるのが彼女のすごいところだと感じました。

のちにエレキベースに出会いバンドをやることが楽しみになります。バンド演奏のシーンもほのぼのしていて好きなシーンです。

【天気の子(声の出演)】

主演声優が俳優というのはたまにありますが、そのほとんどは裏切られるという経験があります。コナン映画のゲスト声優みたいになってしまうのです。

ですがこの映画は見始めたあたりから「ん?この声優さん誰だろう?」と気になってしまいます。エンドロールのキャストを見ると俳優としても活躍している森様の名前が、、、どれだけ多才なんでしょうか。

この映画は「君の名は」で一世を風靡した新海誠監督のアニメ映画ですので注目度・人気も高く観た方も多いと思いますが、もう一度「声の出演」に着目して観てみてはいかがでしょうか。

終わりに

音は映画にとって重要な要素です。

「テレビを大きくしても、いまいち迫力がでないなぁ」と思っているあなた。スピーカーを少しいいものにしてみたり、高級でなくともサラウンドシステムを購入してみるのをお勧めします。映画を見る楽しみが倍増しますよ。

またセンタースピーカーを設置することにで、よりセリフが際立って聞こえたりもするのでお勧めです。

自宅で観る映画もこだわっていきましょう。それでは。

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