【ネタバレあり】映画「神様はバリにいる」感想・レビュー 〜堤真一はコメディに向いている?〜

邦画
(C)2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ

Amazon Prime Videoにて視聴。

あらすじ

婚活事業を起業したが失敗し、多額の借金を抱えた祥子(尾野真千子)は死場所を探してバリに辿り着く。そこで自由奔放な関西弁の大富豪「アニキ」(堤真一)と出会う。半ば無理矢理に使用人として働かされたりし、アニキと関わっていきもう一度お金持ちになるべく再起を図る祥子だった。

監督:李闘士男

出演:堤真一、尾野真千子、ナオト・インティライミ、玉木宏、菜々緒

公開:2015年

評価 ※以下、ネタバレを含むため、未視聴の方はご注意ください。

ストーリー

評価 :5/10。

コメディで、軽い気持ちで観られるようなストーリーです。笑えるシーンも多く、主演人に加え、ミュージシャンのナオト・インティライミ扮する3枚目キャラ、その他バリの人々がコミカルなストーリーを盛り上げます。特に構成が優れているとは感じませんが、104分といういい具合の長さですのでテンポよく観られると思います。特に、人生位がつまらないと感じている人にとっては刺さるものがあるのではないでしょうか。

キャラクター

評価 :6/10。

なんといっても堤真一が演じるアニキがインパクト絶大で、普段の渋い演技の印象とは正反対のキャラクターです。アニキへアツい信頼を寄せるリュウ(玉木宏)も南国の日焼けがよく似合っていますね。バリ島の人々(エキストラ?)も自然な感じが伝わってきます。島の良さを無理に出すのではなく、ただそこに住んでいる人、というリアルさが出ていると思います。

音楽

評価 :5/10。

今回、特に感じたことがなかったので5とさせて頂きます。

再度見たい感

評価 :5/10。

バリ島の綺麗な景色と世界観、底抜けの明るさを味わいたい気持ちが再燃したらまた観たくなると思います。また、観る時の心の余裕によって感じ方も変わるような映画だと思います。

総合評価

評価 :6/10。

総合評価は6とさせて頂きました。コメディーの良さがでている作品だと思います。物語を通してアニキを生き様が描かれていて、これい共感・憧れる人には良い映画だと思いますが、逆にここに共感・尊敬できない場合は一気に微妙な映画に感じてしまう人もいるかもしれません。明るい気持ちになりたい人にお勧めです。

(C)2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ

ピックアップ感想

Give and Take の精神

アニキは金持ちですが守銭奴ではなく、バリ島の人々にいろんなものを分け与えます。このGiveの精神が結果的に自分に返ってきているのだな、という印象を抱きます。実際の大富豪もこういう側面があり、マイクロソフト創始者、ビル・ゲイツ夫妻も多額の寄付をしていることで有名ですよね。実際に幸福なお金の使い方として、豪華なものを買うより人に与えることの方が効果が高い、という研究もあるようです。私たち庶民にはあまり実感がわかないですが、少しでも募金した時のなんとも言えない充足した感情は、皆さんも経験があるのではないのでしょうか。

アニキはこういう打算的な感情が見えずに、ただ困っている人がいるから行動するというところがあり、そこに人がついていくんだろうなという魅力がありますね。こういう人、周りにはなかなかいないとは思いますがちょっとでもGiveの精神を自身でも発揮できたらな、と考えさせられます。

(C)2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ

全体を通して

堤真一は好きな俳優さんなのですが今回のぶっ飛び演技も面白かったです。エンディングテーマは湘南乃風で、最後まで南国の雰囲気で統一されています。沖縄でもいいので、南国に行ってみたくなります。おすすめの映画ですので、楽しい気分のが観たい人にはぜひお勧めしたいです。

おわり

以上になります。

こんな感じで、映画を中心にゆるい感想を載せていっていますので「参考になった」「感想を共有できた」という方は是非ほかのレビューも観ていって下さい。

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