【ネタバレあり】映画「暗黒女子」感想・レビュー

邦画

Netflixにて視聴。※以下、ネタバレを含むため、未視聴の方はご注意ください。

あらすじ

聖母女子高等学校で生徒たちの憧れだった白石いつみ(飯豊まりえ)が死んだ。彼女の手にはすずらんの花が握られており、学園内では文芸サークルのメンバーの中に犯人がいるという噂が流れる。いつみの親友である澄川小百合(清水富美加)は文学サークル恒例の闇鍋会でメンバーにいつみの死についての朗読をさせ、真実に近づいていくが、、、

監督:取雲哉治

出演:清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈

公開:2017年

評価

ストーリー

評価 :4/10。

小説を原作としたミステリーです。人が死んでいて、それの犯人探しをする物語ですが正直、ありきたりな結末だと思ってしまいました。ミステリー不慣れな方にとっては、衝撃的な結末だと思いますので満足のいくストーリーかと思います。グロイ表現もありますが、描写はそこまでひどくありませんので安心して観られます。

キャラクター

評価 :6/10。

文学サークルのメンバーの他にほとんど登場人物がいません。サークルメンバーはほとんどそれぞれキャラ付けがきちんとされていて、逆に小百合の個性は最後まで隠されます。このため、途中から逆に怪しいなーという風に分かりやすくなってしまいます。

音楽

評価 :4/10。

良くも悪くも特に印象に残らなかったです。

再度見たい感

評価 :3/10。

一度観れば、おおよそ理解できる内容となりますが、もう一度見て各自のエピソードにまぎれた嘘を意識して観るのも良いと思います。ですがストーリーがそこまで深くないため2回目は退屈かもしれません。

総合評価

評価 :4/10。

総合評価は3とさせて戴きました。お手軽に観られるハード系のミステリーといったところでしょうか。

感想

世界観

絵にかいたようなキリスト系のお嬢様学校が舞台で物語が進みます。実際にこんな学校存在するのでしょうか。こうして作られた世界の雰囲気では映画化した際にキャストが馴染めないことが往々にしてありますが、本作は無理に個性的すぎず、自然で良かったんじゃないかと思います。特に玉城ティナさんはお人形のようなビジュアルが舞台設定とよく合っていました。

ミステリー性

闇鍋・それぞれの朗読・すずらんの花・死因などと、さまざまな謎が物語を複雑にしますが、ミステリーとしては結構シンプルです。朗読の内容に食い違いがあることは序盤にすぐわかるのですが、どこが嘘か、どこが不自然かを推理するミステリーになっています。嘘がありそうなところは分かりやすいですが、その嘘がどういう方向に結論に結び付くのかどうかはなかなか難しいと思います。私も最後までは予想できませんでした。

物語の最後に明らかになる闇鍋には、小百合に殺されたいつみの人肉が入っているというグロ展開でしたが、こちらは慣れていないかたには少し衝撃な展開だったと思いますが、一方で衝撃性の高いストーリーには、あるあるな展開と言えるでしょう。

いつみの死(と思われたシーン)では校舎の屋上からすずらんの花を握りしめて飛び降りますが、落下した後にちゃんと花を握れているのが、ちょっとひっかかりますね。さすがに柔らかい土場でも屋上から飛び降りたら、花なんか握っていられないでしょう。その後、死んでいないのに机に花を置くだけでいつみが死んだといううわさが流れる、というのもミステリーとしては詰めが甘いかなと思います。学校の人だと葬式とかでわかると思うのですが。ミステリーとして完成度を重視する方には物足りなく見えると思います。

全体を通して

ミステリーとしての完成度はいまいちなので、軽い気持ちで観る映画だといえます。ですがキャラクターは立っており不思議な世界観を表現できています。特に出演女優さんのファンの方は、出演メンバーは出演シーンも多いのでお勧めできる映画です。

おわり

以上になります。

こんな感じで、映画を中心にゆるい感想を載せていっていますので「参考になった」「感想を共有できた」という方は是非ほかのレビューも観ていって下さい。

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