Netflixにて視聴。
※ネタバレを含むため、未視聴の方はご注意ください。
あらすじ
ある日、ルーヴル美術館から莉子のもとに舞い込んだ“依頼”。
それは、驚異的な鑑定眼で、世界的名画“モナ・リザ”を守ること―――
ルーヴル美術館が所蔵する、世界でもっとも有名な絵画“モナ・リザ”は、今までに2度だけ
海を渡ったことがある。そのうちの1回が1974年に東京国立博物館で行われたモナ・リザ展である。
ミステリアスな微笑みをたたえ、世界中の人々を魅了し続けてきた名画を観ようと、
日本中が熱狂し、人々は日々長蛇の列を作った。
2014年、40年ぶりにその“モナ・リザ”が再び来日する。
“万能鑑定士Q”の店主・凜田莉子(綾瀬はるか)は、ルーヴル美術館のアジア圏代理人である朝比奈(村上弘明)から、警備強化のための臨時学芸員として推薦される。莉子に惹かれ、
密着取材を続ける雑誌記者・小笠原悠斗(松坂桃李)と共にパリへ向かった莉子は
見事ルーヴル美術館で行われた採用テストに合格すし、流泉寺美沙(初音映莉子)と共に訓練をしていくが、、、
監督:佐藤伸介
原作:松岡圭祐「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズ(角川文庫刊)
出演:綾瀬はるか、松坂桃李
公開:2014年
評価(5点満点)
総合おすすめ度:☆☆
ストーリー :☆☆
キャラクター :☆☆☆
音楽 :☆☆☆
再度見たい感 :☆☆
総合的な感想
良くも悪くも観やすい映画。
まず、主人公のすごさを見せつけるイントロダクションから始まり、人柄のよさそうな人の最後の裏切りなど、この手の物語のセオリー通りといったストーリーです。そのため、無難ではあるのですが先を予想しやすく、物足りない印象を受けてしまいます。
また腑に落ちないのが、モナ・リザを守るために真贋を見極める能力を訓練で養う、ということが現実的に必要なのかどうか、ということ。ストーリーと鑑定士という職を無理やりミックスさせているようにしか感じられなかったです。
キャラクター
主演の綾瀬はるかさんは苦手な俳優ではないのですが、本人の存在感があり、映画の中に本人がいる感じがしてしまいました。海街diaryとかの感じはすごく好きだったのですが、、
他にも美術館関係者などが多数出てきますが、芸術系特有の胡散臭い朝比奈というおっちゃんやイケメンのフランス人など、キャラクターはわかりやすく配置されていました。
トリック
正直に言って何回かトリックのようなものが出てきますが、映画が好きな方なら予想できてしまった人も多いのではないでしょうか。私も最初に本物のモナ・リザを当てるところは予想できてしまいました。カメラワークがあざとすぎるような気がして、気が付いちゃうんですよね。
贋作を直感で選ぶ訓練を繰り返すことで、脳のシナプスの関係で間違った判断をしてしまうようになる。そのことで主人公の凛田さんは正常に鑑定が出来なくなってしまいますが、そのことに気づいたあとの復活が早い。ちょっと早すぎ、と感じてしまいました。
おわりに
全体的に悪くはないけれど、物足りない印象でした。綾瀬はるかさん推しなら観ておいて損は無いと思います。
このように少し辛口になってしまいましたが原作は読んでみたいですね。個人的に映画はあんまりでも原作小説は好き、っていうパターンも多いです。
以上になります。
こんな感じで、映画を中心にゆるい感想を載せていっていますので「参考になった」「感想を共有できた」という方は是非ほかのレビューも観ていって下さい。
コメント