Netflixにて視聴。
※ネタバレを含むため、未視聴の方はご注意ください。
あらすじ
突然の電話で起こされたセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、墜落した旅客機事故から奇跡的に生き残った5人の男女が抱えるトラウマ的なストレスを治療するため、担当のセラピストに命じられる。クレアは大任にやる気を見せるが、生存者の一人、エリック(パトリック・ウィルソン)は彼女のカウンセリングを拒否し……。
監督:ロドリゴ・ガルシア
出演:アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン
公開:2008年
評価(5点満点)
総合おすすめ度:☆☆☆☆
ストーリー :☆☆☆☆
キャラクター :☆☆
音楽 :☆☆☆
再度見たい感 :☆☆☆☆
総合的な感想
サスペンス・ミステリーといったジャンルでしょうか。展開も先が見えない不気味な雰囲気がして、飽きずに楽しめました。結末をしってからもう一度見るのもオススメだと思います。
サスペンス系の物語では「主人公の認識が実は間違っていて、視聴者もミスリードされる」というのはお決まりの手法で、今回もそんな感じです。この手法の匂いは私も途中嗅ぎ分けていましたが、最終的には結末は予測できず、裏切られましたね。
主演のアン・ハサウェイも言うまでもなく美しく、見る価値のある映画だと思います。私もアン・ハサウェイから訪問してカウンセリングうけたいなー。
世界観
物語を通してどこか閉塞的な雰囲気になっています。これは飛行機事故を扱っているための不幸的な演出というよりかは、事故の真相がわからず、周りの人に疑惑がある状態の主人公の心情をあらわしているのかもしれません。
患者が何人もカウンセリングで来なくなっているのに、連絡している様子もなく、どこか淡々と進むストーリーで気味の悪さも感じます。
一方で患者ではあるものの事故後も陽気で、訪問カウンセリングを通して徐々に心を通わせるエリックと結ばれるシーンでは明るい雰囲気に変わり、主人公が救われている瞬間なのだと感じました。エンディングに向けてもすべての真相がわかり、納得=成仏のような雰囲気でスタッフロールへと引き継がれました。
視聴者としても主人公の心情にリンクするようになっているように感じます。明らかにハッピーエンドとは言えない内容ですが、真実を知ってスッキリし、エンディングを迎えるのは同じですよね。
キャラクター
主演のアン・ハサウェイは言うまでもなく美しく男性でなくとも心を奪われるでしょう。エリック役のパトリック・ウィルソンも魅力的な男性ですね。自由でおしゃべりですがどこか落ち着いているキャラクターで、魅了された女性も多いのではないでしょうか。
死後の世界
結末としては主人公も含めて全員飛行機事故で亡くなっており、成仏するまで?のストーリーということでしたが、実際には死ぬ間際・直後にこんな時間があれば幸せだと考えたのは私だけではないはずです。
宗教などの関係でそのようなことを信じている人・いない人や色んな考え方があると思いますが、この映画のような世界も素敵だなと感じます。
おわりに
全体の雰囲気は少し重いミステリーのように思いますが、視聴後は納得感とともに穏やかな気持ちになれますね。ストーリー自体も難解ではないので、どんな方にもおすすめ出来ます。
アン・ハサウェイと犬好きの方は是非見てみてください。2021年2月現在ではNetflixでも視聴可能でした。
以上になります。
こんな感じで、映画を中心にゆるい感想を載せていっていますので「参考になった」「感想を共有できた」という方は是非ほかのレビューも観ていって下さい。
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