Netflixにて視聴。
あらすじ
スターになる夢のために、退屈な田舎を飛び出してロサンゼルスに移住したアリ(クリスティーナ・アレギラ)はバーレスクというショーラウンジを発見する。そこでダンスパフォーマーとして出演するべく、ママ的存在のテス(シェール)にアピールするが、軽くあしらわれる。なんとか持ち前のコミュ力でホールスタッフとして働き始め、ついにオーディションに無理矢理参加。ダンスの実力が認められてメンバーとなる。ある日のショーでアリのことをよく思っていない人気メンバーのニッキの嫌がらせで、アリがメインで参加するショーの最中に音楽を止められる。基本的にショーは音楽を鳴らして口パクでやっていたため、これでアリの顔に泥を濡れるとニッキは思っていたが、アリは起点を利かせてアカペラを披露、その迫力は凄まじくスタンディングオベーションレベルの拍手喝采に包まれる。これを機にアリはその歌唱力を武器に様々なパフォーマンスを成功させていくが、バーレスクは一朝一夕の売上ではどうにもならないような金銭的な問題を抱えていた。
監督:スティーブ・アンティン
出演:シェール、クリスティーナ・アギレラ、カム・ジガンデイ、エリック・デイン
公開:2010年
評価 ※以下、ネタバレを含むため、未視聴の方はご注意ください。

ストーリー
ミュージカル映画です。子供の頃は苦手で、アラジンとかをみていて急に歌い出すと共感性羞恥に晒されていましたが、今はなによりも好きなシーンですね。特に本作は物語のなかに自然に音楽がありストーリーと馴染んでいます。100分という小気味よくまとめられた時間も素晴らしく、最後の金銭的な解決も無理がなくスッキリしますね。
キャラクター
ショーに出演する煌びやかな女たち、それの周りの男たちが中心です。キャラクターとして魅力的なのはやはりベテランパフォーマーで彼女たちのリーダーでもあるテスですね。ソロの歌のシーンがあり、そこにも魅力がかなり詰まっています。煌びやかな物語に1つの張りを与えてくれる存在だと思います。
音楽
文句なく、素晴らしいです。音楽が映画・ストーリーから孤立していない点もさらに好きなところですね。親和性が最高で自然と音楽が物語に馴染んでいます。サントラとか滅多に買わないんですが、買っちゃおうかな、、、(買ってはいない)
再度見たい感
何回でもみたいです。ミュージカルシーンも多く、ストーリーも長すぎない。観ていて疲れないが、充実感があります。
総合評価
総合評価は9とさせて頂きました。ミュージカル映画が苦手という方、以外は誰でもおすすめできる映画です。

ピックアップ感想
金銭面が厳しいショーラウンジのお話
本作ではバーレスクが抱える課題として、お金の問題があります。実際にお客さんの量とショーのキャストの人数を見た時に「確かに厳しそうだな〜」と感じてしまいます。主人公のアリが最初に客として入る時に20ドル払っていました。時代背景が少し前だとしても、決して高級な店では内容な値段設定ですよね。それに加えバーテンダー・ホールスタッフ・事務方などがいるため、結構な人件費になってしまうのではないでしょうか。実際に借金が大きくなった理由は明らかにされていませんが、この慢性的な人件費の割合高が原因であれば、一時的に借金をなくしても今後なかなか大変になるのでは?という気がしてきます。それでもアリの活躍でお客は満員近くまで増えていたようですので、今後もうまくいって欲しいですね。
ストリップはしない、と言っていたのに、、、
すこし気になった点があります。物語序盤、アリが最初にバーレスクを訪れた時にいかがわしい店かと思い、「ここはストリップ?」と訊き、カウンター男に「ストリップなんかしないよ」と言われていました。おそらくクオリティの高いショーに店員も誇りを持っているのでしょう。
が、アリが活躍していったシーンではショー中に衣装がはだけていき、最終的に裸になるが他の機材などで上手いこと隠れる。といったENDを迎えたショーがありました。私は思いました「これはほぼストリップだろ」と。
いずれにしろ、煌びやかな妖艶さ・ダンス・歌唱力をあわせ持った素晴らしいショーであることに代わりはないんですけどねー。
おわり
以上になります。
ミュージカル映画の中でもかなり好きな方の映画です。「シカゴ」とか好きな方はかなりストライクだと思いますよ。
こんな感じで、映画を中心にゆるい感想を載せていっていますので「参考になった」「感想を共有できた」という方は是非ほかのレビューも観ていって下さい。