【ネタバレあり】映画「あの頃、君を追いかけた」感想・レビュー

Netflixにて視聴。※以下、ネタバレを含むため、未視聴の方はご注意ください。

あらすじ

勉強に不真面目な男子高校生、水島浩介(山田祐貴)は厳しい教師の指示で真面目なクラスメイト早瀬真愛(齋藤飛鳥)の前に席を移動させられた。真愛は教師からの言いつけを守り浩介の勉強の面倒を見ていき、そのうちに距離を縮めていく。

監督:長谷川康夫

出演:山田祐貴、齋藤飛鳥、松本穂香

公開:2018年

評価

ストーリー

評価 :3/10。

よくある青春・恋愛映画の枠を出ないです。原作が2011年の台湾映画のようで、そちらは未視聴ですがヒットしたようです。

キャラクター

評価 :5/10。

個性豊かな友人たちがおり、物語に個性を与えますがこのキャラ付けが結構くどいです。ですのでかなり好みがわかれると思います。また主人公の浩介も中国武術にハマる、家では全裸(父親も全裸)という強烈な個性を持っています。

音楽

評価 :4/10。

良くも悪くも特に印象に残らなかったです。

再度見たい感

評価 :4/10。

一度観れば十分理解できる内容です。高校卒業から時間がたった序盤の結婚式シーンで主人公に向かって「花嫁が待ってるぞ」と友人が声を掛けます。これによって、真愛と結ばれるのかとミスリードする意図があるのかもしれませんが、ストーリー上のひっかけはここくらいでしょうか。

総合評価

評価 :4/10。

総合評価は4とさせて戴きました。齋藤飛鳥さんや松本穂香さんのファンの方は観ても損しない内容ですが、ただの映画好きのかたには強くはおすすめしないかな、といった感想です。

感想

台湾映画のリメイクという本作、人気アイドルの乃木坂46のメンバーである齋藤飛鳥さんがヒロインです。原作は未視聴ですが日本版製作にあたり不自然なところは「中国武術がすきな主人公」「謎のカンフーダンスのシーン」このあたりでしょうか。この辺りは原作にもカンフーシーンというのがあったようで、オリジナルへのオマージュだと思われます。

物語のはじめ、ナレーションベースで登場人物紹介が行われます。「こいつは俺の友人で~~」みたいなやつです。これ必要でしょうか?個人的に映画やドラマなどでかなり重要な要素として「いかに物語に集中させてくれるか」というものがあります。例えばこれを壊すものとしては「下手な演技」「不自然な音楽」などです。このナレーションを始め、親切すぎるナレーション説明のおかげで、物語にのめりこめなかったのは残念です。

内容は完全に青春恋愛ものですが、ここで面白いなと感じたのは、登場人物のほとんどがヒロインの真愛を好きになっているところですね。物語のバランスをとっているのか、世の中の恋愛ものは三角関係とか四角関係になっていることが多いですが、この辺りにリアルさがあったと思います。実際、段違いにかわいい子やイケメンがクラスにいれば、みんな気になっちゃいますよね。

物語の終盤、ベスト・キッドのような武術試合に負けてそのあとに浩介と真愛はすれ違ってしまいます。離れ離れになって時間がたった後、震災がきっかけで電話で連絡を取るシーンがあるのですが、ここのシーンのセリフは印象的でした。浩介が「パラレルワールドでは自分たちが付き合っているらしい」といって真愛はその世界にたいして「うらやましいなぁ」といいます。直接想いを告げないのがなんともおしゃれな表現ですよね。普通の大学生では絶対に思いつかないでしょう。

評価として芳しくなく、微妙な点もありますがNetflixなどで見放題でしたので加入している方は観てみても損は無いかと思います。

ヒロイン真愛の親友役・松本穂香さんの演技は自然でかわいいです。ファンのかたは必観です。

おわり

以上になります。

こんな感じで、映画を中心にゆるい感想を載せていっていますので「参考になった」「感想を共有できた」という方は是非ほかのレビューも観ていって下さい。

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